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【こうして生まれた ヒット商品の舞台裏】ネスカフェ バリスタ ネスレ日本(産経新聞)

 ■おしゃれなカフェを自宅に

 世界唯一のインスタントコーヒー専用のコーヒーマシン。機械上部に専用の粉をセットし、後部タンクに入れる水と牛乳を用意すれば準備完了。ボタンを押すと数秒でコーヒー1杯分の出来上がり。コーヒーの種類もブラックコーヒー、ブラックコーヒーマグサイズ、エスプレッソ、カプチーノ、カフェラッテの計5種類と豊富だ。

 昨年の大手スーパーでのテスト販売後、先月1日、通販サイトで1日50台限定で発売。初日は5分で完売し、販売台数を100台、150台に増やしたが、10分程度で売り切れる日が続き、品薄状態に(近日中に予約販売再開予定)。

 開発のきっかけはおしゃれなカフェが増えたこと。ソリュブルコーヒービジネス部の深谷龍彦部長は 「カフェでさまざまな味や飲み方でコーヒーを楽しむ。でも本格的なコーヒーマシンがないため、家ではコーヒーを楽しむのをあきらめている人が多いと考えた」。

 目指したのは、全世帯の約7割に普及するインスタントコーヒーを使い、自宅で手軽にカフェと同じようなコーヒーを楽しめる機能だ。幅17・6センチ、奥行き28・5センチ、高さ35・9センチ、重さ3・6キロと小型ながら、温めたコーヒーに気圧をかけることできめ細かい泡を実現。牛乳はノズルを使わず、熱湯ジェットでフワフワに泡立てることで洗う際の手間を軽減させた。9千円と手ごろな価格もあってヒットにつながった。

 デザインにもこだわった。ボタンは見やすい文字をあえて廃した。黒とベージュの配色で、居間や書斎でインテリアとしても置いてもらえるようシンプルに徹した。

 コーヒーの知識が全くなくても、操作するだけで誰でもバリスタ(コーヒーを淹(い)れる職人)になれる1台かも。(小川真由美)

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